子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっているヒトパピローマウイルス(HPV)の予防ワクチンです。
小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種(無料)が行われています。
詳しい情報は、厚生労働省 ホームページをご覧ください→こちら
現在、日本国内で接種が可能なHPVワクチンは3種類あります。
|
予防可能なHPV型 |
2価ワクチン(サーバリックス) 定期接種可能
|
16・18 子宮頸がんに対して、50~60%の予防効果
|
4価ワクチン(ガーダシル) 定期接種可能
|
6・11・16・18 子宮頸がんに対して、50~60%の予防効果+尖圭コンジローマを予防
|
9価ワクチン(シルガード) 任意接種のみ(自費)
|
6・11・16・18・31・33・45・52・58 子宮頸がんに対して、90%の予防効果+尖圭コンジローマを予防
|
最新のワクチンはシルガード9で、9種類のHPVに効果があり、接種するならこれを選択したいところですが、残念ながらまだ定期接種(無料)にはなっていません。
2022年10月5日のニュースでは、政府は2023年春?頃にシルガード9を定期接種にする
方向で動いているとの情報があります。ただ認可されてもワクチンが潤沢に流通するかは
未定です。
シルガードが定期接種になるまで待つという考えもありますが、このワクチンは性交渉がある前に接種をしないとあまり意味がなく、また若いうちに接種した方がより効果があります。性交渉の可能性がある年齢になっているなら確実にガーダシルを接種した方がよいでしょう。逆に小学6年生の方はまだ接種せずシルガードの認可を待った方が良さそうです。
自費でもよいのでシルガード9を接種したいという方もいますが、当院の場合
1回につき28,000円+税 を3回接種しますのでかなり高額になります。
当院では、ガーダシルとシルガード9の接種が可能です。
接種ご希望の方は、まずは予約をお願いします。
キャッチアップ接種について
平成9年度生まれ~平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)の女性の中に、通常のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方がいらっしゃいます。
まだ接種を受けていない方に、あらためて、HPVワクチンの接種の機会をご提供しています。詳しくは→こちら
この世代の方は、早く抗体をつけたいので、今すぐガーダシルを接種しましょう。
シルガードの認可まで待つのはおすすめしません。
シルガード9子宮頸がんワクチンの接種(自費)についてご案内します。
シルガード9を接種なさる方は、インターネット上でサポートシステム『ワクチンQダイアリー』の入力が必要となります。
【接種日の前日までに入力していただきたい内容】
①ワクチンQダイアリーへアクセスします。
https://vaccine-q-diary.com/user/#/C0201_Login
②下の方にある「新規登録」を選んで、画面の指示通り入力していってください。
③次にメニュー画面から接種医登録(接種医コード入力)を行います。
当院の接種医コードは、1316-4720-0036-6818 です。
【接種医情報を確認する】を押して当院に間違いなければ
【接種医による閲覧の同意】を押してください。
④接種予定日に来院してください。
【接種日に来院されてからやっていただくこと】
①来院後、紙の問診票をお渡ししますのでご記入ください。
②上記の「ワクチンQダイアリー」にログインしてメニューより接種前確認事項をタップして入力してください。
③接種して終了です。